竹友社の組織活動

竹友社の組織」解説及び支部状況を
東北支部長・三塚竹幽 師にご報告頂きました。

1.組織概念図は「円盤」
一般社会は、その大小や濃淡に差はあるものの形は縦社会であり、その中にあって必然性・習性・習慣から私たちは何の違和感ももたずに当たりまえのように生きています。

しかし、縦糸だけで織物は成り立たないように、人が生きるとき、渇きに水を求める如く、強いられる緊張からの解放や心の安らぎ・癒しを求めて横の繋がりが無性に欲しくなります。それが友人であったり家族であったり趣味であり、いわゆる横糸になる仲間を求めるんですね。

ここではその仲間は尺八を媒体にして繋がり太い横糸になっているんです。
しかし、尺八は独習だけではなかなか上手くなれません。そこに教える人と教わる人の人間関係が生まれますが、この関係は一般論的に上下の関係になりますよね。早い人で二十歳代で尺八を教える人になったり、六十代で始める人も多くいます。
ここには図らずも一般社会で言う社会的地位の問題が出てきますね。
口では「関係ない」とは言うものの二者の間で完全無視は難しく、気になるのが人情であり良識でしょう。ここで気になったらもはや求めてやまない横糸ではなくなってしまいます。

縦と横、上下関係と強い仲間意識の間で横糸の理念を満足させ、さらに、縦横に関係ない人間関係の基本である礼儀・礼節・節度・尊敬・敬愛の念を満足させるにはどうすればいいのでしょうか?

ここに、円盤型の組織概念が生まれたのです。

円の中心に先生がおられて、その周りに大勢の仲間がいて一つの円盤社会がある。さらに幾つもの円盤が集まって大きな円盤ができる。隣あった円盤同士が引き付けあったり交差して強固な円盤に成長する。

これって何かに似ていませんか?
そう!宇宙ですね!!
そっくりです!
これに 「ひろがりゆく 無限の世界」 の尺八があって・・・。 尺八 と 宇宙感! 円盤の中にあるのは、尺八の遠近による横糸 と それに礼節 と・・・。 いかがですか?

これは、琴古流尺八宗家竹友社三世 川瀬順輔先生が考えられた竹友社の組織概念です。

2.活 動
しからば、尺八は趣味か?と問われれば、イエス と ノー が混在しています。 「イエス」は容易に分かるにしても「ノー」とはどういうことでしょうか?
つまりは、尺八が人生の全て・生きる縁・生き甲斐に昇華させている方は当然趣味の域を超えています。

一管の尺八に生命を感じ人生の無常を覚え無に遭遇し自らを虚空の世界へと誘う尺八は、ストレス社会から人間に立ち返らせ人の心を取り戻す最良の手段であり、この状態を単に趣味の世界に一くくりに括ってしまっていいのでしょうか?

でも、円盤を構成する尺八への思いには硬軟・濃淡がありそれが多様に入り組んでいる中で、時に芸に学び時に芸に遊んで時間を共有して溶け合い横糸の理念を全うする企画に集う仲間と仲間。楽しいよぉ!

竹友社には実に多種多様な考え方の人が群れり、それを相互に尊重しあい実に居心地のいい空間で、個も性も齢も種も国もなくみなさんが「音」を求めて全地球規模で活躍しています。

そして、竹友社は横糸の力糸として揺るぎない芸術至上主義の存在意義を持ち全世界に根づいている円盤の総軸として今も活き活きと力強く回転しています。その回転力は、そう!あなた!です。