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24.12.03 010 モンゴルで尺八演奏会 <埼玉県支部 水井 竹隆>

 
去る9月12日から17日までの間、モンゴルの首都ウランバートルヘ海外視察を兼ねて尺八の旅に行ってきました。同行者は、関根光友、猪鼻伊輔、水井竹隆の三人です。
モンゴルは今、レアアース等の地下資源の豊富な埋蔵量に世界から注目され、街中のいたるところで高層ビルの建設ラッシュが続いています。この時期に国際的な会議が何件か開催されているとのことでした。初日、私たちは到着直後、ホテルにおいて地元有力者が集う歓迎レセプションで馬頭琴などモンゴル民族音楽演奏に続いて尺八演奏を行い、また二日目はアジア予防歯科学会の懇親会の席で尺八演奏を披露させていただきました。
準備段階で演奏曲目について色々考えましたが、会場に合わせて「三谷菅垣」「下り葉」「雲井獅子」「さくら」「荒城の月」「月の沙漠」「鉄道唱歌」を吹きました。モンゴルでは、鉄道唱歌は1921年の独立革命における男女平等を歌った曲(メロディー)で、大変身近な音楽として喜ばれました。アジア予防歯科学会では尺八演奏の理解を深めていただくために尺八についての英訳文を配付したところ、いずれの会場も大拍手を受け、日本古来の尺八の音を紹介できたことを大変嬉しく思っています。在モンゴル日本大使館の方からも、また是非やってほしいとの依頼を受け、機会があれば更に精進してやってみようかと思っているとろです。
モンゴルは、1921年までの約200年間は中国に統治され、独立革命は名ばかりでその後引き続き70年間ロシアに支配されて1992年に完全独立しました。新生モンゴルはまだ20年しか経っていません。国民は日本贔屓で自然を愛し、純朴で優しい人が多いようです。大きな産業はなく、石炭ストーブや火力発電、自動車の増加等によるスモッグなど環境問題が大きな課題となっています。この夏に政権が交代し、新しい国造りがいよいよ始まったという感じです。
ともあれ、旅の後半は、超広大なテレルジ国立公園に車を走らせ、昼夜の寒暖の差が激しいゲルに宿泊し、翌朝、朝日を浴びながら果てしなく続く大草原を眼下に尺八を吹いた気分は今でも脳裏に焼きついています。

(since 2011.04.18  全国竹友会事務局)
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